京田辺市・松井山手駅で泌尿器科をお探しなら「かとう泌尿器科・内科・外科クリニック」へ

性更年期障害(LOH症候群)

Late onset hypogonadism syndrome

LOH症候群とはlate onset hypogonadism syndromeの略で男性の更年期障害と言い換えることができます。
加齢に伴って男性ホルモン(テストステロン)が減少し、ほてりやのぼせ、多汗、抑うつ、不眠、倦怠感、
勃起障害などの症状が出現する可能性があります。
診断では、症状の有無と血液検査によって、テストステロンの減少がないかを確認します。
また、同様の症状をきたす可能性のある内科的疾患ではないか確認するために、
同時に甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンなどを測定することがあります。

勃起障害に関して

勃起障害(Erectile disorder:ED)とは性行為を行うのに十分な陰茎の硬さが確保できない状態をいいます。
個人差はありますが年齢とともに勃起機能は低下していく傾向にあります。
EDは何歳になっても治療可能です。

Cause and treatment

  • 陰茎に十分な血液の流入がない
  • 陰茎から心臓に帰っていく血液の流れが速い
  • 陰茎を支配する神経の障害
  • 男性ホルモンの低下
  • パートナーに対する欲求の低下
  • などが挙げられます。

Score check

男性更年期障害を自己チェックするための代表的なAMSスコア ハイネマンの質問票です。
自分に該当する箇所にチェックをしてください。
チェックに応じた得点が、合計されて表示されます。
5段階にて評価されますので参考にしてください。
なし 軽い 中程度 重い 非常に重い
総合的に調子が思わしくない
関節や筋肉の痛み
ひどい発汗
睡眠の悩み
よく眠くなる,しばしば疲れを感じる
いらいらする
神経質になった
不安感
からだの疲労や行動力の減退
筋力の低下
憂うつな気分
「絶頂期は過ぎた」と感じる
力尽きた,どん底にいると感じる
ひげの伸びが遅くなった
性的能力の衰え
早朝勃起(朝立ち)の回数の減少
性欲の低下
ない=1点、軽い=2点、中程度=3点、重い=4点、非常に重い=5点 とし、
17項目それぞれの設問でチェックした数字をすべて合計します。
診断結果
00
どの程度のLOH症候群として判断できるか、点数の総合計により確認します
合計点数 17〜26 27〜36 37〜49 50以上
症状の程度 なし 軽度 中程度 重度

Examination and treatment

  • 検査

    検査
    テストステロンは、1日の中でも午前に高く午後に低い傾向にあるため、基本的に午前中に血液検査をすることが望ましいです。

    テストステロンがやや低い方は漢方薬での治療をメインとし、必要に応じてテストステロンの筋肉注射を定期的に行います。

    またテストステロンが明らかに低く他の内科的疾患が考えにくい場合、積極的にテストステロンの筋肉注射を行います。
  • 治療

    治療
    当院での治療は、保険診療内では男性ホルモンの投与や更年期障害に対する漢方薬の処方を行います。
    治療費が自己負担となる自由診療では、シアリス10㎎を使用しております。

    シアリス10mgの処方について

    シアリス10㎎は心臓や肝臓に疾患をお持ちの方は副作用が出現することがあります。
    このように投与が不適合な場合がありますので、初回に心電図、血液検査を実施しております。
    初回以降は基本的に処方のみの受診が可能です。
    そのため、初回は検査料込で5000円かかります
    (+お薬代金シアリス10㎎1錠1700円)

男性のみのデリケートな問題でもあり、当院ではプライバシー配慮の観点からご希望であれば診察室内で処方をおこなっております。

また、2回目以降はご希望の方のみクリニックで受診せずに、スマートフォンやパソコンを使用してオンライン診療により処方することも可能です。

その場合、シアリス10㎎錠は直接ご自宅に郵送いたします。
プライバシーに配慮しています