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感染症

Sexually transmitted diseases

性行為により伝達する感染症です。
治療に関しては、パートナーと同時に行うことが大切です。
女性の場合、無症状のまま検査で発見されることも多いですが、男性は尿道がかゆい、排尿するときに痛い、
パンツに膿がつくなどの症状が出ることが多いです。
性感染症の中でも尿道に炎症がある場合、その原因は、クラミジア、淋菌の感染症が多く、
ほとんどの抗生物質が効かないという深刻な耐性菌である場合もあります。
そのため、疑わしい場合は早めに泌尿器科を受診することをお勧めします。
また、そのほかにも陰茎や陰茎の根本、肛門に花が咲いたようなイボができる尖圭コンジローマと呼ばれるウイルス性のイボや梅毒、
男性の同性間感染症として赤痢アメーバなどの感染症があります。
  • 尖圭コンジローマ

    尖圭コンジローマの治療は、液体窒素、電気メスでの焼灼、巨大な場合は陰茎皮膚ごと切除する場合もあります。
    小さなイボが広範囲にある場合は、クリーム剤を塗布する方法も選択できます。
    再発が問題で、治療後もしばらくクリーム剤を使用することがあります。

  • 梅毒

    梅毒の症状は1期~4期まであり、病気が徐々に進行します。
    初期に治療することが重要ですが、1期、2期と自然軽快することが多いため、知らないうちに進行しているケースもあります。
    1期は陰茎に赤く硬く触れるものができたり、皮膚の下にコリっとした数cmほどのかたまりができたりします。
    2期は「バラ疹」という、体幹などに特徴的なピンク色の皮疹ができることがあります。
    症状を無視せず、適切に治療をすれば進行を食い止められるため、疑わしい場合は早めに泌尿器科を受診することをお勧めします。

こんな症状がある場合は病院へ

性感染症の症状は、性器周辺に症状が出ることがあります。

女性は感染しても無症状である場合もありますので、パートナーに症状が見られる時は、同時に治療を行うことが大切です。

以下のような症状がある場合は、早めに泌尿器科を受診しましょう。

  • 尿道がかゆい
  • 排尿するときに痛みがある
  • 下着に膿がつく
  • 性器周辺の皮膚や肛門にイボができる
  • 性器周辺の皮膚の一部が赤くなったりしこりができる
  • 胴回りの皮膚の一部が赤くなる

Types of sexually transmitted diseases

性感染症といっても、原因となる細菌やウイルスによって以下のような様々な症状があります。
  • クラミジア尿道炎
  • 淋菌性尿道炎
  • クラミジア淋菌性咽頭炎
  • クラミジア淋菌性腟炎
  • 尖圭コンジローマ
  • 性器ヘルペス
  • 梅毒
  • HIV

性感染症の検査

Testing for sexually transmitted diseases

性感染症の検査方法は、尿や腟粘膜を綿棒で擦過したものでPCR検査・細菌培養検査をするほか、血液検査で抗体を調べる検査が一般的です。

女性の腟分泌物や粘膜擦過の検査は当院では、女性看護師が行うよう指導しております。

また、性感染症の検査の中でもHIVの抗体検査については、自費診療になります。

性感染症の治療

Treatment of sexually transmitted diseases

性感染症は、原因となる細菌やウイルスの種類によって様々な種類があり、その症状の度合いや段階によって治療の方法も多岐にわたります。

クリーム状の薬を塗布するだけの場合もあれば、電気メスによって皮膚の一部を切除しなければならないこともあります。

初期の段階で症状を見過ごさず、適切に治療をすれば進行を食い止めることもできます。

症状が重くなる前に発見するため、疑わしい場合や心当たりがある場合には、早めに泌尿器科へご相談ください。

当院では、基本的に男性の診察は看護師は同席せず医師のみで対応させていただいております。

デリケートな部位の病気でもあり、正確な病歴の聴取ができないと適切な検査、治療が選択できないと考えるからです。

また、女性の腟周辺の検査では、医師は同席せず女性看護師のみで対応するよう指導しております。
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