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2021/12/26
泌尿器科の治療方法

急性膀胱炎のレボフロキサシン耐性化について

みなさんこんばんは。泌尿器科特化サイトを開設して初めての投稿ですね。
今回のネタはうちの外来でよく見る疾患である「急性膀胱炎」の薬剤感受性に関してです。
一般的に細菌が引き起こした膀胱炎に対しては抗生物質投与前に尿培養と薬剤感受性試験を行いますが
結果は1週間くらいかかるためempirical therapyと言って効くだろうと思われる抗生剤を同時に処方するのが普通です。
ここで問題なのですがコロナウイルスでもどんどん新しい株が出るように同じ抗生剤を使用し続けると必ずそれに耐性をもつ
細菌が生まれてきます。例えば急性膀胱炎では大腸菌が最も培養結果が多いわけですが最近レボフロキサシンの耐性菌が増えてきています

十数年前から変わらず第一選択薬はレボフロキサシンかセフェム系の抗生物質なのですが体感的にものすごくレボフロキサシン耐性菌が
増えていると実感しています。そしたらセフェム系をファーストにしたらいいんじゃない?と思われるかもしれませんが
大腸菌と同時に腸球菌という腸内細菌も同時感染していることがしばしばみられるのですよ。この腸球菌という菌はセフェム系
の抗生物質は効きません。だからレボフロキサシンも捨てがたいという現実です。
今外来ではさくっと処方しているどちらかの薬なのですが患者さんの状況、年齢、薬のコンプライアンス、基礎疾患など含めて
どちらをファーストにするか毎回悩んで決めているというのが実際ですね。

そのうちどれくらいの頻度で年齢層も含め耐性菌がでているのかデータで出そうかと思っています。

さていかがでしたでしょうか?こちらのブログでは泌尿器科に関することしかつぶやきませんが
反対にメインのサイトのブログではほぼほぼ医療の役に立つ情報は発信しない予定です
誰が僕の日常生活の垂れ流しを聞きたいのかって話なんですがまあ...それはすみわけってことで勘弁してください!
それではまた会いましょう!